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2026/9/18

議事録を自動作成する3つの型|「買う・つなぐ・組む」のどれが自社に合うか

議事録を自動作成する3つの型|買う・つなぐ・組む

「議事録 自動作成」で検索すると、「おすすめツール◯選」の記事が並びます。
どれも比較表がついていて、精度も料金も書いてあります。
それでも決まらないのは、比較表が製品の違いを並べるもので、自社に何が必要かまでは教えてくれないからです。

ツールを入れるかどうかの前に、決めることがあります。
会議のあとに何が起きてほしいかです。
そこが決まっていないまま製品を比べると、機能の多さで選んでしまい、しばらくすると誰も開かなくなります。

この記事でお伝えしたいこと

議事録の自動作成には「買う・つなぐ・組む」の3つの型があります。

選び方は精度でも料金でもなく、会議のあとに何を起こしたいかで決まります。

記録が残ればいいなら「買う」、すでに使っているWeb会議ツールで足りるなら「つなぐ」、議事録から担当者と期限を切り出して動かしたいなら「組む」です。

Go-Riverは3つ目を選び、会議の文字起こしから決定事項・協議内容・ネクストアクションの整理、担当者への通知までを自社で組んで運用しています。

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議事録の自動化は、ツール選びの前につまずく

議事録の自動化でつまずく原因は、ツールの精度だけではありません。
精度が十分な製品を入れても、「入れたのに変わらなかった」は起きます。

理由は単純で、議事録が出来上がったあとの動きが設計されていないからです。

会議が終わり、AIがきれいな要約を作ります。
共有フォルダに保存されます。
そして誰も開きません。
決まったことは決まったまま、誰が・いつまでにやるのかが宙に浮きます。

議事録の目的が「記録を残すこと」なら、これで問題ありません。
けれど困っているのが記録の不足ではなく、決めたことが動かないことなら、話が変わります。

用語解説:AI議事録

AI議事録とは、会議の音声を自動で文字にし、要点を整理した文書に変換する仕組みのことです。

文字起こし(音声を文章にする工程)と要約(文章を議事録の形に整える工程)の2つに分かれており、製品によってどちらに強いかが違います。

決めたことを動かすには、まず自動化のやり方を型で分けて考えます。

議事録の自動作成には3つの型がある

議事録を自動で作る方法は、製品名で数えると何十種類もあります。
ただし仕組みで分けると3つです。

型①「買う」=専用ツールを入れる

議事録に特化した製品を契約する方法です。
録音、文字起こし、要約、共有までが1つのサービスにまとまっています。

立ち上がりがいちばん速く、契約したその日の会議から使えます。
料金は1ユーザーごとの月額、録音時間ごとの課金、会社単位の定額などに分かれます。

向いているのは、議事録そのものが成果物になる会社です。
議事録を顧客に提出する、監査で提示する、あとから検索して参照する。
こうした使い方なら、専用ツールの検索性と保存性がそのまま価値になります。

型②「つなぐ」=手持ちのツールを組み合わせる

新しく契約せず、すでに社内にあるものでまかなう方法です。
Web会議ツールの文字起こし機能で文章を取り出し、その文章を生成AIに渡して議事録の形に整えます。

費用はほぼ増えません。
すでに契約しているWeb会議ツールと生成AIの範囲で完結します。

手間は残ります。
文字起こしを取り出して貼り付ける、整形させる、保存する。
この3回の操作が毎回発生するので、会議が週に何本もある会社では誰かがやらなくなります。

向いているのは、会議が週1〜2本で、まず試したい会社です。

型③「組む」=自社の業務に合わせて作る

文字起こしから先の処理を、自社の業務の形に合わせて自動化する方法です。
議事録を作って終わりにせず、そこから何を取り出して誰に渡すかまでを含めて設計します。

立ち上がりは最も遅く、設計と実装の時間がかかります。
その代わり、完成後に残る人の操作は、内容の確認だけになります。

向いているのは、会議のあとに動かしたい業務がはっきりしている会社です。
決定事項を担当者に割り振る、期限を管理する、進捗を追いかける。
このあたりが毎回あいまいになっているなら、3つ目が効きます。

3つの型の費用と手間の比較

買う

つなぐ

組む

立ち上がり

即日

数日

設計と実装の期間

初期費用

ほぼなし

なし

設計・実装の費用

月額

製品ごとの月額

既存契約の範囲

AIなどの利用料

毎回の手間

少ない

残る

確認だけ

自社の業務への適合

製品の型に合わせる

製品の型に合わせる

業務に合わせられる

向く会社

議事録が成果物になる

会議が週1〜2本

会議のあとに動かす業務がある

3つのうちどれが優れているという話ではありません。
会議のあとに起きてほしいことが違えば、正解も変わります。

どの型が合うかは、3つの質問で決まる

製品の比較表を見る前に、自社について3つ答えると、型はほぼ決まります。

会議のあとに、何が起きてほしいですか

記録が残ればいい、なら「買う」で足ります。
決めたことが動いてほしい、なら「組む」の検討に入ります。

この違いは、必要な機能ではなく必要な出口の違いです。
記録が目的なら出口は保存先です。
実行が目的なら出口は担当者のタスクリストになります。

その議事録を誰が読みますか

出席者だけが読み返すのか、欠席者が追いつくために読むのか、社外に出すのかを確かめてください。
読み手が社外なら、体裁と正確さの要求が一段上がるので専用ツールの整形力が効きます。
読み手が社内の当事者だけなら、整った文章より、決まったことと次の動きが抜き出されている方が役に立ちます。

機密情報をどこまで社外に出せますか

会議の音声には、取引先の名前も、数字も、人事の話も入ります。
どのサービスに音声とテキストを渡すのか、渡した内容が学習に使われるのかは、契約前に確認する項目です。

ここが厳しい会社は、選べる製品が一気に絞られます。
逆にここを確認せずに全社展開すると、あとから止めることになります。

音声データの扱いは契約前に確認してください

サービスによって、入力された音声やテキストをモデルの学習に利用するかどうかの扱いが異なります。

個人向けプランと法人向けプランで条件が変わる場合もあります。

自社の会議に取引先の情報が含まれるなら、利用規約の該当箇所を確認してから導入を決めてください。

3つの質問は、上から順に答えてください。

Go-River:3つの質問のうち、いちばん飛ばされやすいのが最初の1つです。

製品の比較は、3つに答えてからで間に合います。

ご案内

会議が週に何本あって、そのあと何が止まっているのかを整理すると、型は決められます。

整理に迷う場合は、ヒアリングで一緒に洗い出します。

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Go-Riverが「組む」で作った議事録の仕組み

書き手がどの型を使っているかも、判断材料になります。

Go-Riverは3つ目の「組む」を選びました。
自社の会議の進め方に合わせて作った、社内特化型の仕組みです。

いま動いているのは次の流れです。

  1. 会議の文字起こし:会議の発言を文章にしたものを入力します

  2. 自動整理:決定事項・協議内容・ネクストアクションの3つに仕分けます

  3. 担当と期限の抽出:ネクストアクションに担当者と期限を紐づけます

  4. 通知:担当者へ届きます

会議が終わると、議事録が整い、担当者にタスクが振られている状態になります。
人がやるのは、内容の確認だけです。

用語解説:ネクストアクション

ネクストアクションとは、会議で決まったことを実行に移すための「次にやること」を指します。

決定事項が「何を決めたか」なのに対し、ネクストアクションは「誰が・いつまでに・何をするか」まで含みます。

決定事項だけを書いた議事録では、次に誰が動くのかがわかりません。

議事録を1枚の文書として作るのではなく、決定事項・協議内容・ネクストアクションに分けて取り出すところまでを自動化しています。
分けて取り出すので、そのまま担当者へ渡せる形です。
仕組みの概要は、実績ページの議事録+タスク管理ツール(社内特化型)にまとめています。

同じ考え方で、自社ECの売上レポートも毎朝Slackへ自動配信しています。
2026年8月は、土日を含めて一日も止まらずに届きました(Go-River実績ページ「Fuji Matcha」・2026年9月18日確認)。
配信のために人が手を動かす作業はありません(Go-River自社データ・2026年9月15日時点)。
この稼働実績は、Go-Riverが自社で動かしている仕組みの実数です。
議事録も売上レポートも、仕組みとしては同じです。
「作る」で終わらせず、「誰に届くか」まで含めて組みます。

「組む」を選ばなくていい場合

「組む」が合うのは、会議のあとに動かす業務がはっきりしている会社です。
会議が週1本で、議事録を読み返すのが出席者だけなら、Web会議ツールの文字起こしで十分です。
そこに設計費用をかける理由はありません。

自動にならない部分は残ります

どの型を選んでも、人の手が残る場所があります。
ここを見込まずに導入すると、期待とのずれが不満に変わります。

音声の質は自動化できません

文字起こしの精度は、録音環境に強く左右されます。
複数人が同時に話す、マイクが遠い、会議室が反響する。
この3つが重なると、どの製品でも精度は落ちます。

対策は技術ではなく運用です。
一人ずつ話す、専門用語や固有名詞を事前に登録する、発言の頭に名前を言う。
地味ですが、ここを整える方が製品を乗り換えるより効きます。

決定事項かどうかの判断は人が要ります

会議では、決まったことと、決まりかけたことと、雑談が同じ調子で流れます。
AIは発言を整理できますが、「これは決定なのか」の線引きは文脈の判断です。

議事録の最後に「決定事項はこれで合っていますか」と出席者に確認する一手間は、自動化の対象から外してください。

最終確認をやめるとどうなるか

要約は、間違いが起きるときに堂々と間違えます。
「言っていないこと」が自然な日本語で書かれるので、読んだだけでは気づけません。

社外に出す議事録、金額の入った議事録、契約に関わる議事録は、人の目を通す前提で運用してください。

Go-River:Go-Riverの議事録の仕組みでも、人がやるのは内容の確認だけです。

確認の手間を減らしたいなら、どこまでを自動にするかの線を先に引きます。

自動化の線引きは「取り返しがつくか」で決める

取り違えても翌日に直せるものは自動化してかまいません。

取り違えると相手に迷惑がかかるもの、金銭に関わるものは、人の確認を残します。

この線引きは議事録に限らず、AIを業務に入れるとき全般に使えます。

無料の範囲で、どこまでできるか

費用をかけずに始めたい場合、現実的な選択肢は2つです。

Web会議ツールの標準機能で足りる場合

主要なWeb会議ツールには、文字起こしや要約の機能が標準または上位プランに含まれています。
すでに契約しているなら、追加費用なしで型②「つなぐ」を試せます。

まずここを確認してください。
社内にある機能を使い切らないまま新しい契約を増やすのは、いちばんもったいないパターンです。

確認するときは、誰の発言かを分ける話者分離に対応しているかも見てください。

用語解説:話者分離

話者分離とは、録音された音声を「誰が話したか」で分ける機能のことです。

似た言葉に話者識別があり、こちらは分けたうえで「その人が誰か」まで特定します。

議事録では発言者の記録が必要になるため、どちらに対応しているかが製品選びの分かれ目になります。

生成AIに要約させる場合

文字起こしのテキストを生成AIに渡し、議事録の形に整える方法です。
無料プランでも、短い会議なら実用になります。

制約は2つです。
長時間の会議はテキスト量が多く、一度に処理しきれないことがあります。
そして個人向けプランと法人向けプランでは、入力した内容の扱いが異なる場合があります。

社内の定例会議で試し、外部との商談では使わない。
この線引きから始めるのが安全です。

よくある質問

議事録の自動作成で、どのくらい時間が減りますか

減る時間は、いま何に時間を使っているかで変わります。
文字起こしに時間がかかっているのか、要約に悩んでいるのか、共有と催促に追われているのかを分けて考えます。
このうち文字起こしと要約は自動化の効果が出やすい部分です。
共有は型①でも自動化できますが、担当者への催促まで減らせるのは、議事録からタスクを切り出す型③「組む」です。

削減時間を製品の宣伝文句で判断せず、自社の会議1本あたりの作業を分解してから見積もってください。

ChatGPTだけで議事録は作れますか

文字起こしのテキストがあれば作れます。
ChatGPTには、会議を録音して文字起こしと要約まで行う機能(Record)があります。
2025年6月にmacOS版アプリの法人向けプランで始まり、7月に個人向けのPlusへ広がりました(OpenAI発表・2026年9月18日確認)。
使えるのはmacOS版アプリの有料プランに限られ、Windowsやブラウザ版にはありません。
それ以外の環境では、文字起こしをWeb会議ツールなどで用意して渡すことになり、型②「つなぐ」がこれに当たります。

機密情報を扱う会議でも使えますか

使えるかどうかは製品の設計と契約内容によります。
確認するのは、入力データを学習に使わない設定があるか、データの保存場所はどこか、退会時に削除されるかの3点です。

厳しい要件がある場合は、データの送り先を自社で選べる型③が候補になります。
ただし外部のAIを使うなら、そのサービスの規約確認は型①②と同じく必要です。

小さい会社でも意味がありますか

会議の本数が少ないほど、専用ツールの月額は割高になります。
ただし「会議のあとに決めたことが動かない」という課題は、規模が小さいほど影響が大きくなります。
人数が少ない会社では、1つのタスクが止まると全体が止まるからです。

議事録そのものより、議事録から担当者と期限を切り出す部分に価値があるなら、規模が小さくても投資する理由になります。

導入したのに使われなくなるのは、なぜですか

使う人の作業が増えているからです。
録音を開始する、文字起こしを取り出す、整形する、保存する、共有する。
これらのうち1つでも人の操作として残っていると、忙しい週に飛ばされ、そのまま定着しません。

導入前に「人の操作が何回残るか」を数えてください。
ゼロに近いほど続きます。

議事録は型を決めてから製品を選ぶ

議事録の自動作成は、製品の精度ではなく型の選択で決まります。

記録が残ればいいなら「買う」です。
すでにあるツールで足りるなら「つなぐ」です。
決めたことを動かしたいなら「組む」です。

そして3つのどれを選んでも、音声の質と最終確認は人の側に残ります。
ここを見込んだうえで導入すると、期待とのずれが起きません。

比較表は製品の違いを教えてくれますが、どれを選ぶかは自社で決めるしかありません。
決める材料は、製品ページではなく自社の会議の中にあります。

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Go-RiverのAI導入設計では、ヒアリング60分のあと2週間以内に、AI化の設計図をお渡しします。

効果の見込み、使うツール、手順、概算コストまで書いた資料です。

議事録に限らず、どの業務から自動化すると効果が出るかを、順番をつけて示します。

費用は10万円(税別)からです(Go-River AI導入支援ページ・2026年9月18日確認)。

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