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「AI 業務効率化 事例」で検索すると、鉄道会社、大手メーカー、銀行、全国チェーンの名前が並びます。
どれも立派な成果で、数字も大きく出ています。
ただ、従業員が数名から数十名の会社が同じことをやろうとすると、最初の一歩が見えません。
事例として価値があることと、自社で真似できることは別です。
Go-Riverが自社と取引先で動かしている4つの仕組みには、作ったもの・変わった実数・人の手に残ったことがそろっています。
この記事でお伝えしたいこと
中小企業のAI業務効率化は、大企業の事例の規模ではなく、業務の選び方から真似するのが近道です。
Go-Riverの4つの事例を並べると、どれも「毎日かそのたびに起きる」「止まっても致命傷にならない」「最後の判断は人に残す」業務でした。
48店舗の調剤薬局様のクチコミ管理は、3時間の実装で動き出しました。
クチコミは244件から898件、平均評価は星2.85から4.2になりました(Go-River実績ページ・2026年9月18日確認)。
ご案内
自社のどの業務から始めるとよいか、外から見てほしい場合はご相談ください。
2026年9月18日に「ai 業務効率化 事例」をGoogleで検索し、上位9件の中身を確認しました。
事例として紹介されている会社の多くは、鉄道・製造・金融・流通の大企業です。
大企業の事例には、前提がそろっています。
専任のチームがいて、社内にデータがたまっていて、検証に使える予算があります。
その前提があるから、大きな削減が成り立ちます。
中小企業では、この前提が逆になります。
担当者は本業と兼任で、データは表計算ソフトとチャットに散らばり、検証のための予算は小さく取るしかありません。
同じ規模の成果を目標にすると、何から手を付けるかが決まらないまま時間だけが過ぎます。
4つの事例は、どれも実績ページで公開しているものです。
事例 | 仕組みにした作業 | 作ったもの | 変わったこと | 人の手に残ったこと |
|---|---|---|---|---|
調剤薬局様(48店舗)のクチコミ管理 | 店舗ごとのGoogleクチコミの把握 | クチコミの自動収集・一覧化と毎日の通知 | クチコミ244→898件・星2.85→4.2 | 評価を上げる現場の動き |
Fuji Matchaの売上レポート | 売上・ファネル・広告CPAの確認 | 毎朝Slackに届く日次レポート | 8月は土日も含めて毎日稼働 | 数字を見て判断すること |
インフルエンサー施策 | 探す・声をかける・返事を追う | 抽出からDM(個別メッセージ)・返信管理までの一連の仕組み | リサーチ1件あたり約0.11ドル | 条件づくりと最終判断 |
議事録とタスク管理 | 会議後の整理とタスクの割り振り | 決定事項とネクストアクションを自動で振り分ける仕組み | 会議が終わると担当者にタスクが届く | 内容の確認 |
出所はGo-River実績ページです(2026年9月18日確認)。
4つとも、人が判断する仕事は残しています。
人が判断する場所を残したうえで、その手前の「集める・並べる・届ける」を仕組みに任せています。
取引先の調剤薬局様は48店舗を展開しています。
店舗ごとのGoogleクチコミを本部で把握する仕組みがなく、評価を上げる打ち手は現場任せになっていました。
クチコミを自動で集めて一覧にし、新しいクチコミが入ったら毎日通知する仕組みを実装しました。
実装にかかった時間は3時間です。
あわせて、店舗ごとの状況が毎日見えるようにしました。
クチコミの件数は244件から898件になり、3.7倍に増えました。
平均評価は星2.85から4.2に上がりました(Go-River実績ページ「調剤薬局様(48店舗)クチコミ管理の自動化」・2026年9月18日確認)。
数字を動かしたのは仕組みより体制
仕組みが担ったのは「見える」ようにするところまでです。
数字が動いたのは、ツールではなく体制が変わったからです(同実績ページ)。
AIで作るのは判断の材料であって、判断そのものではありません。
うまくいった話だけではありません。
最初の実装では店舗IDの設定を誤り、やり直しています。
クチコミを扱う仕組みでは、集め方のルールにも気を配る必要があります。
クチコミの頼み方にはGoogleのルールがある
Googleのポリシーでは、次の3つが禁止されています(Googleマップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー・2026年9月18日確認)。
1つ目は、金銭や割引などの見返りと引き換えに投稿を頼むことです。
2つ目は、良い評価をくれそうな人だけを選んで頼むことです。
3つ目は、スタッフに一定数のクチコミを集めるよう求めることです。
依頼は、来店のお礼と、よければ感想をお願いする範囲にとどめてください。
Go-Riverは、静岡の有機抹茶ブランド「Fuji Matcha」を自社で立ち上げ、日本語と英語の2言語で越境ECとして運営しています。
越境ECは、海外のお客様に向けたネット通販です。
自分たちで運営しているからこそ、「まず少額で確かめる」という判断の重さがわかります。
売上・ファネル・広告CPAをまとめた日次レポートを社内でAIを使って実装し、毎朝Slack(社内チャットツール)へ自動で配信しています。
社内では「朝刊」と呼んでいます。
用語解説:ファネル
ファネルとは、見込み客が商品を知ってから購入するまでを段階に分け、段階ごとに人数を数える考え方のことです。
どの段階で人が減っているかがわかるので、手を打つ場所を決めやすくなります。
もう1つのCPAは、広告の効率を見るときの基本の数字です。
用語解説:CPA
CPAとは、広告で1件の成果(購入や申し込み)を得るのにかかった費用のことです。
広告費を成果の件数で割って出します。
2026年8月は、土日も含めて一日も止まらずに届きました(Go-River実績ページ「Fuji Matcha」・2026年9月18日確認)。
売上がゼロの日も、ゼロのまま届きます。
見たくない数字ほど、自分から見に行くのは気が重くなります。
毎朝届く形にしたことで、数字から逃げずに、その日の判断を早く決められるようになりました。
インフルエンサー施策の「探す・声をかける・返事を追う」を、Chrome拡張とスプレッドシートで1本の流れにした社内ツールです。
Chrome拡張は、ブラウザに機能を足す小さなプログラムです。
Go-Riverが運営するECのインフルエンサー施策と、飲食店の集客支援の現場で実際に使っています。
流れは次の5つです。
条件を入れる:参考にするアカウントのURLや案件の条件を入力します
候補を抽出する:似ているインフルエンサーを探し出します
点数をつける:候補に点数をつけて並べます
DMを送る:選んだ相手へ個別メッセージ(DM)を一斉に送り、宛名の置き換えと二重送信の防止まで行います
返信を管理する:返信の有無を定期的に確認し、スプレッドシートで一元管理します
3つ目の「点数をつける」は、スコアリングと呼ばれる工程です。
用語解説:スコアリング
スコアリングとは、候補ごとに点数をつけて、比べたり並べ替えたりできるようにすることです。
人が一人ずつ見比べる前に、見る順番を決める役割を持ちます。
候補を抽出するコストは、リサーチ1件あたり約0.11ドルです(Go-River実績ページ「インフルエンサー施策の自動化ツール」・2026年9月18日確認)。
人が手で探していた時間は、条件をつくることと、最後に誰に送るかを決めることだけに絞りました。
会議の文字起こしから、決定事項・協議内容・ネクストアクション(担当と期限)を自動で整理し、担当者へ通知する社内ツールです。
Go-Riverの会議の進め方に合わせて作りました。
外注の見積もりが出ていた仕組みを、連休中に社内でAIを使って実装しています(Go-River実績ページ「議事録+タスク管理ツール」・2026年9月18日確認)。
仕組みの考え方と、議事録の自動化で型をどう選ぶかは、議事録を自動作成する3つの型で詳しく書いています。
会議が終わると議事録が整い、担当者にタスクが振られている状態になりました。
人がやるのは、内容が合っているかの確認だけです。
いまは議事録に限らず、社内の情報を集める仕組み全体に広げる方向で改善を続けています。
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会議のあとの段取りや、毎日の数字の確認に時間を取られているなら、その業務が仕組みにできるかどうかを一緒に見極めます。
4つの事例を並べると、選んだ業務に共通する条件が3つ見えてきます。
クチコミの確認、売上の確認、候補探し、会議のあとの整理は、どれも毎日か、そのたびに起きる作業です。
年に数回しか起きない作業は、仕組みにしても効果が小さくなります。
頻度が高い作業ほど、1回あたりの手間が小さくても、積み重ねで大きく効きます。
通知が1日止まっても、レポートが1日遅れても、事業は止まりません。
最初の1つは、止まっても困らない作業から選ぶのが安全です。
失敗しても業務が壊れない場所で、動き続ける形を先に作ります。
そこで慣れてから、止まると困る業務に広げます。
4つとも、最後の判断は人がしています。
クチコミを見て動くのは現場で、売上を見て次の手を決めるのは運営側で、誰に依頼するかを決めるのも、議事録の中身を確かめるのも人です。
AIに任せたのは、判断の手前にある「集める・並べる・届ける」の部分です。
生成AIを使った業務自動化も、最初の1つの選び方は同じです。
選び方がわかったら、自社の業務に当てはめます。
手順は3つです。
最初にやるのは、ツール探しではなく作業の書き出しです。
1週間のあいだに毎日、または会議や依頼のたびに起きている作業を、担当者ごとに並べます。
このとき、時間がかかる順に並べたくなりますが、頻度の高い順に並べてください。
時間がかかる作業には判断を含むものが多く、最初の1つには向きません。
書き出した中から、止まっても事業が止まらない作業を1つだけ選びます。
複数を同時に始めると、うまくいかなかったときに原因が切り分けられません。
作り始める前に、どこまでを仕組みに任せ、どこから先を人がやるかを決めます。
この線を引かずに作ると、仕組みがどこまで判断するのかがあいまいになります。
調剤薬局様の事例で、仕組みが担ったのは「見える」までで、動いたのは現場でした。
この分担を最初に決めておくことが、使われ続ける仕組みの条件です。
作る仕組みの規模と、既存のツールで足りるかどうかで変わります。
事例1と事例3のように、数時間の実装や少額のコストで動く仕組みもあります。
どの業務から手を付けるかを決める設計の段階なら、Go-RiverのAI導入設計は10万円(税別)からです。
料金はGo-River AI導入支援ページによります(2026年9月18日確認)。
判断の手前の「集める・並べる・届ける」に絞れば、小さく始められます。
始められます。
作る部分は外部に頼めます。
業務をいちばん知っているのは社内の人です。
Go-RiverのAI導入設計では、どの業務を選ぶかを社内の人と一緒に見極めます。
毎日かそのたびに起きていて、止まっても困らない作業から始めてください。
クチコミや売上の確認、問い合わせの一覧化など、「集めて並べる」だけで済む作業が向いています。
止まっても困らない業務から始めていれば、事業への影響は小さく済みます。
さらに、毎日届く形にしておくと、届かない日があればすぐに気づけます。
Fuji Matchaの売上レポートは、売上ゼロの日もゼロのまま届きます。
届くことが当たり前になっているので、届かないことが異常としてわかります。
方向性は参考になります。
問い合わせ対応、需要の予測、書類の作成など、どの業務がAIに向くかの見取り図として役立ちます。
参考にしないほうがよいのは、削減時間や投資額などの規模の数字です。
前提が違う数字を目標にすると、最初の一歩が大きくなりすぎます。
中小企業のAI業務効率化は、大企業の事例の規模を追うより、業務の選び方を真似するほうが近道です。
Go-Riverの4つの事例は、どれも毎日かそのたびに起きて、止まっても致命傷にならず、最後の判断を人に残す業務でした。
クチコミ管理は3時間で動き出し、売上レポートは8月に一日も止まらず届きました。
候補探しはリサーチ1件あたり約0.11ドルで動き、会議のあとには担当者にタスクが届くようになりました。
事例として価値があることと、自社で真似できることは別です。
真似するなら、成果の大きさではなく、最初の1つの選び方からです。
ご案内
Go-RiverのAI導入設計では、ヒアリング60分のあと2週間以内に、AI化の設計図をお渡しします。
どの業務から始めると効果が出るか、使うツール、手順、概算コストまでを書いた資料です。
この記事で紹介した「最初の1つの選び方」を、自社の業務に当てはめて整理します。
費用は10万円(税別)からです(Go-River AI導入支援ページ・2026年9月18日確認)。
関連: 調剤薬局様(48店舗)クチコミ管理の自動化 / Fuji Matcha(自社EC) / インフルエンサー施策の自動化ツール / 議事録+タスク管理ツール