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集患の手段は、並べるほど「全部やらなければ」に見えてきます。
ホームページ、MEO、口コミサイト、リスティング広告、SNS、看板、紹介と、調べるたびにやることが増えていきます。
一方で、院長や事務長が集患に使える時間と予算には限りがあります。
知りたいのは手段の一覧よりも、自院はどれから手をつければよいかのはずです。
その順番は、手段ごとの「費用の出方」と「効き始めるまでの時間」、そして患者さんがどこで院を探しているかを並べると決めやすくなります。
Go-Riverは病院・クリニック向けのMEO支援を行っていて、東京都内の内科クリニックではGoogleマップの運用を14か月続け、患者数の変化を実数で追ってきました。
この記事では、その経験と、厚生労働省の調査、医療広告等ガイドラインをもとに、7つの集患手段を比べ、自院の優先順位を決める手順をまとめます。
この記事でお伝えしたいこと
クリニックの集患手段は、ホームページ、MEO(Googleマップ)、口コミサイト・予約サイト、リスティング広告、SNS、看板・チラシ、紹介・地域連携の7つに分けられます。
厚生労働省の調査(一般病院の外来患者が対象)では、医療機関にかかるときの情報の入手先は家族・友人・知人の口コミが最も多く、医療機関の発信するインターネットの情報がそれに続きました。
人づてに院を知った人が確かめに来る場所、つまりGoogleマップとホームページを整えることが、多くの院にとって最初に手をつけやすい集患です。
広告は早く効く代わりに止めると止まり、MEOや紹介は時間がかかる代わりに積み上がります。
初診の患者さんに来院のきっかけを聞き、開業の段階に合わせて足す手段を選んでください。
ご案内
Go-Riverは病院・クリニック向けのMEO支援を行っています。
自院のGoogleマップが、近くで院を探す患者さんの入口として働いているかは、お問い合わせいただければ一緒に確認できます。
用語解説:集患
集患とは、まだ来院したことのない患者さんに自院を知ってもらい、来院につなげる取り組みのことです。
一般の業種でいう「集客」と同じ意味で、医療機関では「集患」という言い方が使われます。
クリニックの集患手段は、大きく7つに分けられます。
それぞれ、届く相手、費用のかかり方、効き始めるまでの時間が違います。
手段 | 主に届く相手 | 費用の出方 | 効き始めるまでの目安 |
|---|---|---|---|
ホームページ・SEO | 院名や症状で調べる人 | 制作費と更新の手間 | 変更が検索結果に反映されるまで数時間〜数か月。集患に効くまではさらにかかる |
MEO(Googleマップ) | 近くの院を地図で探す人 | 登録は無料。運用を頼むと月額 | 数字に差が出るまで約4か月(A院の例) |
口コミサイト・予約サイト | 複数の院を見比べる人 | 無料掲載のほか、有料プランのあるサイトもある | 口コミがたまるまで時間がかかる |
リスティング広告 | 症状や地域名で今すぐ探す人 | クリックごとの課金が一般的 | 審査が通れば表示が始まる。止めると止まる |
SNS | 院を知っている人・通院中の人 | 無料で始められるが、人の手間がかかる | 見てくれる人が増えるまで時間がかかる |
看板・チラシ | 院の近くに住む人・通りがかる人 | 制作費、掲出費、印刷と配布の費用 | 掲出・配布した時点から |
紹介・地域連携 | ほかの医療機関から紹介される人 | 費用より関係づくりの時間 | 関係ができるまで時間がかかる |
効き始めるまでの目安は一般的な傾向です。
ホームページはGoogleの説明、MEOはGo-Riverが支援した1施設の実績にもとづいています(出典は各項目に記載)。
ホームページは、院の名前を聞いた人や、Googleマップで院を見つけた人が、診療時間や診療内容を確かめに来る場所です。
医師の経歴や自由診療の説明のように、情報量が必要な内容をまとめて載せるには、ホームページが向いています。
SEOは、症状や病名で検索した人にホームページを見つけてもらう取り組みで、ページを書き足していく手間がかかります。
Googleは、ページの変更が検索結果に反映されるまでに数時間で済むこともあれば、数か月かかることもあると説明しています(出典: Google 検索セントラル「SEO スターター ガイド」・2026年9月25日確認)。
MEOは、Googleマップで自院を見つけてもらい、選んでもらうための取り組みです。
「地域名+内科」や「近くの皮膚科」のように、通える範囲で院を探す人に届きます。
Googleビジネスプロフィールの登録と更新は無料で、費用がかかるのは運用を外部に頼む場合です。
集患の中での位置づけは、後の章で詳しく説明します。
用語解説:Googleビジネスプロフィール
Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップに表示される院の情報(診療時間・住所・写真・クチコミなど)を管理する無料の仕組みです。
管理画面の「パフォーマンス」で、表示回数やルート検索数、電話タップ数を月ごとに確認できます。
病院の口コミサイトや予約サイトは、複数の院を並べて比べたい人が使う場所です。
掲載が無料のサイトもあれば、有料プランで載せられる情報を増やせるサイトもあります。
第三者が運営しているため、院が書き換えられない情報も表示されます。
Google以外の口コミサイトとの付き合い方は、クリニックの口コミサイト対策で解説しています。
リスティング広告は、検索結果の上部などに表示される広告で、クリックされるたびに費用がかかる形が一般的です。
審査が通れば表示が始まるので、開業直後のように院の名前がまだ知られていない時期に向いています。
その代わり、出稿を止めれば表示も止まり、表示から生まれていた来院の流れも止まります。
医療広告のルールでも、検索結果のスポンサー枠に表示される広告は、ホームページと同じ扱いにはならない点に注意が必要です(次の章で説明します)。
InstagramやLINE公式アカウントなどのSNSは、すでに院を知っている人や通院中の人に、休診日や予防接種の受付などを知らせるのに向いています。
まだ院を知らない人に届くまでには、発信を続けて見てくれる人を増やす時間がかかります。
更新を続ける人を院内で決められるかどうかが、始める前の分かれ目です。
駅や道路沿いの看板、ポスティングのチラシは、院の近くに住む人や、院の前を通りがかる人に届く手段です。
看板は掲出している間ずっと目に入り、チラシは開業や診療時間の変更など、知らせたい時期に合わせて届けられます。
次の章で紹介する調査では、情報を集めている75歳以上の外来患者のうち、医療機関が発信するインターネットの情報を使っている人は1割に届かず、医療機関の相談窓口を使う人(21.6%)のほうが多くなっていました。
高齢の患者さんが多い診療科では、看板やチラシのように、インターネット以外で目に入る接点も残しておくと安心です。
近くの病院や診療所、薬局、介護事業所とのつながりから、患者さんを紹介してもらう方法です。
費用はほとんどかからない代わりに、顔の見える関係ができるまで時間がかかります。
検査や専門外来など、ほかの院から紹介されやすい診療内容を持つ院に向いています。
7つのどれか1つが正解というわけではありません。
届く相手が違う手段を、院の状況に合わせて組み合わせます。
組み合わせを考える前に、患者さんがどこから院の情報を得ているかを見ます。
厚生労働省の受療行動調査(令和2年)では、ふだん医療機関にかかるときに情報を入手している外来患者は80.2%でした。
情報を入手している人が使っている入手先は、次のとおりです(複数回答)。
情報の入手先 | 外来患者の割合 |
|---|---|
家族・友人・知人の口コミ | 71.1% |
医療機関が発信するインターネットの情報 | 24.4% |
医療機関の相談窓口 | 15.3% |
医療機関・行政機関以外が発信するインターネットの情報(SNS・掲示板・ブログを含む) | 14.8% |
医療機関の看板やパンフレットなどの広告 | 5.7% |
出典は厚生労働省「令和2(2020)年受療行動調査(確定数)の概況」結果の概要 表1です(2026年9月25日確認)。
この調査は一般病院を利用する患者が対象で、診療所の患者は含まれていません。
また、令和5年調査の公表資料には同じ集計がないため、令和2年の数字を使っています。
診療所の患者さんとは条件が違うものの、人づての口コミがほかの入手先を大きく引き離している点は、集患の順番を考えるうえで参考になります。
同じ調査を年齢別に見ると、インターネットの使い方に大きな差があります。
年齢 | 家族・友人・知人の口コミ | 医療機関が発信するインターネットの情報 | それ以外のインターネットの情報 |
|---|---|---|---|
0〜14歳 | 75.7% | 44.4% | 32.5% |
15〜39歳 | 67.3% | 43.3% | 31.8% |
40〜64歳 | 71.4% | 38.0% | 23.0% |
65〜74歳 | 71.8% | 17.3% | 7.9% |
75歳以上 | 71.1% | 9.3% | 4.9% |
出典は同調査の表1です(外来で、情報を入手している人のうちの割合)。
口コミはどの年齢でも7割前後ですが、医療機関が発信するインターネットの情報は、15〜39歳の43.3%に対して75歳以上では9.3%でした。
子どもの受診(0〜14歳)でも44.4%と高く、小児科や、働く世代が多い診療科では、ホームページなど院が発信するインターネットの情報を見て院を選ぶ人が多いと考えられます。
この設問は複数回答で、表に載せていない入手先も含めて割合を足し合わせると155.7%になります。
1つの入手先だけで院を選ぶのではなく、いくつかの入手先を組み合わせて情報を集めている人がいることが分かります。
ただし、口コミとインターネットの両方を使った人の割合は、この調査からは分かりません。
人づてに「あそこの内科はいいよ」と聞いた人が院名で検索すると、検索結果にはGoogleマップのプロフィールとホームページが並びます。
そこで診療時間が古いままだったり、写真が1枚もなかったりすると、せっかくの口コミが来院につながりません。
口コミそのものは、日々の診療から生まれるもので、集患の手段で作れるものではありません。
集患の手段にできるのは、人づてに聞いた人が確かめに来る場所、つまりGoogleマップとホームページを、来院を決められる状態にしておくことです。
この「確かめる場所」を整えることが、多くの院にとって集患の土台になります。
集患の手段を選ぶときに、医療機関ならではの確認点が医療広告のルールです。
厚生労働省の医療広告等ガイドラインは、次の3つがそろったものを医療広告として扱います(出典: 厚生労働省「医療広告等ガイドライン」令和8年3月30日最終改正 p.6・2026年9月25日確認)。
患者さんの受診を誘う意図があります(誘引性)。
院の名前や医師の名前が分かります(特定性)。
医療や院に関する内容です。
3つがそろえば、紙でもインターネットでも規制の対象になります。
ただし、手段によって扱いが違うところがあります。
手段 | ガイドライン上の扱い | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
ホームページ | 平成29年の医療法改正から、ほかの広告と同じく規制の対象(p.4) | 体験談、誤認させるビフォーアフター写真、ほかの院より優れていると示す表現 |
Googleマップ(投稿・クチコミ) | 名指しの記載はないが、院の発信は3要件で判断される | 治療の効果を言い切らない。肯定的な体験談の投稿を依頼しない |
口コミサイト・予約サイト | 院が費用負担などで依頼していなければ、患者さんの体験談は広告に当たらない(p.14) | 院の依頼で投稿や編集が行われると広告になりうる |
リスティング広告 | 広告。限定解除の対象にならない(p.38) | 広告できる事項の範囲で書く |
SNS | 院のアカウントの発信は3要件で判断される | 治療の体験談を院の発信として紹介しない |
看板・チラシ | 広告の媒体の例として挙げられている(p.9) | 広告できる事項の範囲で書く |
ページ番号は医療広告等ガイドライン(令和8年3月30日最終改正)のPDFのページ番号です。
以前は、医療機関のホームページは原則として規制の対象外でした。
平成29年の医療法改正で、ホームページもほかの広告と同じく規制の対象になり、虚偽や誇大な表示が禁止されています(同ガイドライン p.4)。
ホームページには、一定の条件を満たすと、広告できる事項の限定が外れる「限定解除」という仕組みがあります。
一方で、検索結果のスポンサー枠やバナー広告のように、費用を払って表示させるものは、この条件を満たさないとされています(同 p.38)。
ホームページに書ける内容を、そのままリスティング広告に書けるとは限りません。
用語解説:限定解除
限定解除とは、患者さんが自ら求めて見る情報であることなど、ガイドラインの条件を満たした場合に、広告できる事項の限定が外れる仕組みのことです。
第三者が運営する口コミサイトや、個人のSNSに書かれた体験談は、院が広告料などを負担して掲載を頼んでいなければ、広告には当たりません(同 p.14)。
ただし、医療広告等ガイドラインのQ&Aは、院が患者さんに肯定的な体験談の投稿を頼むと、有償か無償かを問わず受診を誘う意図(誘引性)が生じるとしています(出典: 厚生労働省「医療広告等ガイドラインに関するQ&A」 Q1-18・2026年9月25日確認)。
Googleのクチコミも、お願いのしかたによっては同じ問題が起きます。
ルールの範囲でのお願いのしかたはクリニックの口コミを増やす方法に、ガイドラインとGoogleマップの関係は医療広告ガイドラインと口コミの記事にまとめています。
広告やホームページ、投稿を業者に任せている場合も考え方は同じです。
同じQ&Aは、医療広告の規制は誰にでも適用され、サイトの運営会社や広告を作った広告代理店なども、是正命令や罰則の対象になりうるとしています(同 Q5-2)。
業者も責任を負う一方で、表に出るのは院の名前です。
公開前に内容を誰が確認するのかを、依頼する段階で決めておくと安心です。
7つの手段のうち、Go-Riverが支援しているのはMEOです。
MEOが集患の中でどんな役割を持つのかを、Googleの説明と支援先の数字から整理します。
Googleは、ローカル検索の結果が主に「関連性」「距離」「知名度」の3つで決まると説明しています。
関連性は検索語句とプロフィールが合っている度合い、距離は検索した人から院までの距離、知名度は院がどれだけ広く知られているかで、クチコミの数や評価も含まれます(出典: Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google のローカル検索結果のランキングを改善するヒント」・2026年9月25日確認)。
同じヘルプには、ランキングを上げるための金銭は受け取らないとも書かれています。
全国の一般診療所は105,712施設あります(出典: 厚生労働省「医療施設動態調査(令和8年6月末概数)」・2026年8月31日公表・2026年9月25日確認)。
それでも、Googleマップで比べられるのは、検索した人の近くにある院です。
通える範囲で院を探す人に対しては、近くにあるという院の条件そのものが強みになります。
その強みを生かすために、診療科目や診療内容がプロフィールで伝わるように整え(関連性)、ルールの範囲でクチコミを集める(知名度)のがMEOの仕事です。
具体的な手順はクリニックのMEO対策ガイドにまとめています。
Go-Riverが支援した東京都内の内科クリニック(A院)では、実施前と約1年後を比べると、Googleマップの表示回数は2.7倍、ルート検索数は2.3倍、電話タップ数は1.9倍になりました(出所: Go-River 自社運用レポート・2025年3月と2026年5月の比較・2026年9月16日時点の自社集計。1施設の実績で、月1万円以内の広告も併用しています。成果を保証するものではありません)。
患者数に差が出るまでには約4か月かかり、その間は患者数の前年同月比が、施策をしていない同じ法人の院を下回っていました。
患者数の比べ方と14か月の推移は、クリニックのMEOの効果の記事で紹介しています。
MEOは、近くで院を探す人に届く手段です。
ほかの医療機関からの紹介が患者さんの大半を占める院や、遠方から通う人が多い専門外来では、MEOだけで患者さんが増えるとは考えにくいです。
その場合は、紹介元との関係や、ホームページの専門的な情報に時間を使うほうが合っています。
順位を約束する説明には気をつける
Googleは、料金を受け取って順位を上げることはないとしています。
「上位表示を保証します」といった説明を受けたら、何を根拠にしているのかを確認してください。
MEOで院が整えられるのは、プロフィールの情報、写真、投稿、クチコミへの対応など、院の側で変えられる部分です。
ご案内
紹介よりも近隣からの来院が多い院なら、Googleマップが入口として働いているかを、Googleビジネスプロフィールの表示回数やルート検索数で確かめられます。
Go-Riverの病院・クリニック向けのMEO支援では、こうした数字を毎月のレポートで確認しながら運用します。
自院の優先順位は、次の4つの手順で決められます。
自由診療が多い院だけは、手順3の途中でホームページの情報を先に整えます。
どの手段が効いているかを知る手がかりは、初診の患者さんに「当院を何で知りましたか」と聞くことです。
問診票に1問足せば始められ、費用もかかりません。
選択肢は、「家族・知人から聞いた」「Googleマップで見つけた」「ホームページを見た」「口コミサイト・予約サイトを見た」「看板・チラシを見た」「ほかの医療機関から紹介された」「通りがかり」のように、手段ごとに分けておきます。
こうしておくと、あとで手段ごとの人数を数えられます。
この数字がないまま手段を増やすと、どれに予算を回すべきかを判断できません。
次に、院名で検索したときに出てくるGoogleマップのプロフィールとホームページを確認します。
診療時間、休診日、住所、電話番号、予約の方法が、両方で同じになっているかを見てください。
祝日や年末年始の診療時間がずれていると、口コミで院を知った人が来院をやめる理由になりかねません。
ここは院内でできる作業で、どの段階の院でも最初に手をつけられます。
土台がそろったら、開業の段階に合わせて足す手段を選びます。
開業の段階 | 優先したい手段 | 理由 |
|---|---|---|
開業前〜開業直後 | 看板・チラシ、リスティング広告、Googleビジネスプロフィールの準備 | 院の名前がまだ知られていないため、早く届く手段で補う |
開業から1〜3年 | MEOの運用、ルールの範囲でのクチコミのお願い、ホームページの充実 | 来院した患者さんの声を、確かめる場所に積み上げる |
開業から年数がたち、新患が伸び悩む | 来院のきっかけの見直し、紹介・地域連携、MEOの見直し | 減った経路を数字で特定してから手を打つ |
Googleビジネスプロフィールは、開業日を入力してオーナー確認を済ませると、開業日の90日前からGoogleに表示されます(出典: Google ビジネス プロフィール ヘルプ「開業日を追加する」・2026年9月25日確認)。
A院では、MEOで数字に差が出るまで約4か月かかりました。
効かせたい時期から逆算すると、MEOは開業の準備と並行して始めておくのが合っています。
自由診療の割合が高い院では、患者さんが費用やリスクを比べてから院を選ぶことが多くなります。
ガイドラインの限定解除の条件でも、自由診療は通常必要な治療の内容、標準的な費用、治療の期間と回数、主なリスクや副作用を分かりやすく載せることが求められています(医療広告等ガイドライン p.38)。
Googleマップや広告で院を知った人が最後に比べるのはホームページなので、先にホームページの情報を整えておくと、ほかの手段の効き目を取りこぼしません。
来院のきっかけの数は、毎月記録していきます。
MEOを行っている場合は、Googleビジネスプロフィールの「パフォーマンス」で、表示回数、ルート検索数、電話タップ数も月ごとに確認できます。
MEOや紹介のように積み上がる手段は、1〜2か月の数字で判断すると、効き始める前にやめてしまうことになります。
A院の経過を目安にすると、少なくとも4か月以上の幅で見てから判断するのが安全です。
意味はほぼ同じです。
医療機関では「客」ではなく患者さんを集めるため、「集患」という言葉が使われます。
診療科や院の規模によって違うため、一律の目安はありません。
考え方としては、月の費用を患者さん1人あたりの価値で割り、元を取るために毎月何人増えればよいかを出す方法があります。
MEOの場合の計算の例は、MEO対策の費用相場の記事で紹介しています。
看板の準備、ホームページの公開、Googleビジネスプロフィールの準備は、開業前から進められます。
Googleビジネスプロフィールは開業日の90日前から表示でき、開業後の90日間は「最近開店したお店」のタグも付きます(出典: Google ビジネス プロフィール ヘルプ「開業日を追加する」・2026年9月25日確認)。
近くで院を探す人には届きますが、紹介で来る人や、インターネットをあまり使わない高齢の人には届きにくい手段です。
A院でもMEOと並行して月1万円以内の広告を出していました。
来院のきっかけの数字を見ながら、ほかの手段と組み合わせるのが現実的です。
医療広告の規制は誰にでも適用され、広告を作った代理店なども是正命令や罰則の対象になりえます。
一方で、院の名前で出る情報である以上、院も内容を確認しておく必要があります。
公開前に誰が確認するのかを、契約の段階で決めておいてください。
クリニックの集患手段は7つあり、届く相手と費用の出方、効き始めるまでの時間がそれぞれ違います。
厚生労働省の調査(一般病院の外来患者が対象)では、情報の入手先は家族・友人・知人の口コミが最も多くなっていました。
口コミで院を知った人が院名で調べれば、目にするのはGoogleマップとホームページです。
まず来院のきっかけを聞き、確かめる場所をそろえてから、開業の段階に合わせて手段を足していけば、予算と時間をどこに使うかを数字で決められます。
集患の手段は、並べるほど「全部やらなければ」に見えてきますが、順番を決めれば1つずつ進められます。
ご案内
病院・クリニック向けのMEO支援は、初期設計のヒアリングと競合の分析から始まります。
診療科目や診療内容が伝わるようにプロフィールを設計し、その後は月1回のレポートで進み具合を確かめながら運用します。
投稿の内容は、看護師経験者が確認します。
費用は、初期設計10万円、月額3万円からです。
投稿の作成やクチコミへの対応など、含まれる作業はプランによって異なります。
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